ココロノトイレ

日々の気持ちを吐き捨てる。また、女らしくなるため日々邁進。フリーターなめるなよ。

ただの愚痴。読書は素晴らしい。

あたし、読書が好きです。
簡単に本心を話せないあたしからすると、あんなに心情を事細かに表現し、一生懸命伝えようとしてくれるコンテンツを他に知らない。
人よりも、ある意味誠実だと思う。

職場で、上司が嫌になった。
それは言葉のセンスが悪いからだと思う。
言っている内容は間違っていないが、その言葉を選ぶことにより、伝えなくていい本音がこちらに届く。
そんなことが二ヶ月近く続いて、ある言葉にあたしが敏感になり、嫌気が差した。


その後、話し合いをした。


その中で、めんどくさいと相手が思っているのを感じた。
質が悪いと思ったのは、話を聞くそぶりをし、本心で面倒くさいと思っている。
その上で自分はそれを表してはないという、自信があった。
でも、あたしはその上司の、右の口角だけ上がる癖や、腕を組む仕草、空気などから感じてしまったのだ。
そして、そのあと、決定的な一言を言った。


「あなたは頭がいいし、よく見てるから」


それを理由にするなよ。
思ってもないことを。そんな言葉であたしが納得すると思ってるのか。
例えばそれが本心だとしても、上司の視野が狭いのと、頭が悪いことを放棄する理由にはならない。
考えることを放棄する理由にはならない。

その瞬間、あたしの言葉は同じ言語ではないと思って、力が抜けた。

上司は自分が所謂普通という感覚を持ち、自分が正しいと無意識的に思っている。
そして、自分が正しいと思っているからこそ、合わせる気がない。
そしてそこに、悪意がない。だからこそ、質が悪いのだ。

あたしはよく、変わっていると評される。
そしてあたしもそれを理解している。
だからこそ、欺瞞と思いつつも、面倒くさいと思いつつも、自分の中の最大限相手の立場と気持ちを考えてから、言葉にする。


だから、考えなしに、簡単に言葉を選ぶ上司に違和感を感じるよ。


あたしの好きな作家に辻村深月という人がいる。
彼女は、知っている。色んな立場の人の感情の動きを。だから、あたしは彼女の本が好きだ。
少し話は逸れたが、辻村深月の書いた本の中に、凍りのくじら という作品がある。
その中に、頭の良さは何を基準にするか、という議論が出てきて、主人公は読書量だと応えた。
語彙や表現が変わるといった理由や、あたしが読み取ったのは視点の事だった。


あたしの上司はそれがまるで出来ないと思う。
そして、あたしはそれに対しストレスを感じていて、見下している。
でも、どこか諦めきれていない。
だから、不健全なんだと思うし、これからも上手くいかないと思う。

またその話を知っている他の上司が、「自分が変わった方が早い」 と言った。
それはあると思う。それは正しい。
でも、真剣に悩んで、対策を考え、工夫をした上で、ダメだと思った人間に対してかける言葉としては漠然としていて、言葉の意味に責任を持っていないとも思った。


バカなの、あなたは。



と言いたくなったあたしは性悪だ。




そんな、ただの愚痴。
あたしだって悪いところは沢山あって、指摘されて有り難いと思うことも多々ある。
それに結構真面目に向き合う。
だから、相手が何も感じていないと気づくと、不毛だと思う。
あたしもその態度を見たときに向き合う気がなったのだ。諦めたくなったのだ。
だから、もう、期待しない。


別に、そういう事だ。